三度目の殺人のadamのレビュー・感想・評価

問題解決ではなく問題提起という映画の作り方が好き。何かと理由を求められる社会で、理由のないものに理由を付けて思い込む、疑う、納得する、そんな世知辛さを感じた。クローズアップと横顔のインパクトが強く、そして上手い。面会室シーンの定番なのか？ガラス越しに重なる二人の顔。じっと見ているとどちらが本当でどちらが虚像なのか分からなくなる瞬間があり、ストーリーとリンクしていた。