お話がイマイチ。
考えさせてくれる映画としては良いけど、ずーーっとそんなに面白くないのはちょっと、、、
監督が言いたかったことは
「人は見たいことしか見ない」
の話でしょう、多分。
役所広司は映画内で語られる通り『器』でしかない。
劇中でもそれは顕著で、供述をコロコロ変える人として描かれているが、実は弁護士などの言うことに「yes」と言っているだけ。
ラスト供述を180°変えたのも福山雅治の器として語っただけ。そー言うことなんでしょう。
もう1つ映画内でよく語られることがあって、それが「誰が裁いているのか。理不尽だ。」
的な話。すっと見てる感じだと死刑制度に対する何かかと思うけど、個人的には上で述べた「人は見たいことしか見ない」に繋がってると思う。
なぜなら、死刑になるかどうかは裁判員・弁護士・裁判官など様々な人の思い込みによって決定されるから。
"思い込み"っていうは得てしてそこにその人の意志があるわけではない。1度思い込むと周りは見えず、その自分の思い込みに向かってただひた走る、人間って多分そーいうもん。
この意志のない思い込みって確かに、広瀬すずが言う「誰が裁いているんですか?」なんじゃなかろうか。
っていうのは考え過ぎかな?普通に司法制度への皮肉でいいかも。
こんなメッセージだと思ったので、個人的にはこちらも広瀬すずが出ている『怒り』っぽいなーと思ったり。
こんな感じのお話なので、お話の結末云々言うのは御門違い。なのはわかるけど、それにしてもねーーーーー👦🏻
じゃあ動機はなんだよ。感は否めない。
もうちょっと何とかならんかったかなと言う印象だね。
あとあれだね、広瀬すずの登場シーンが『海街diary』っぽかったよね。あんなシーン無かったっけ?是枝監督あー言うの好きなのかな。
あと、広瀬すずが料理からの振り向きシーンの光の当て方とか、ラスト役所広司と福山雅治が重なるところ(ここちょっとあざと過ぎる)とか、印象的なシーンがちょくちょくあったイメージ。
ちなみに
斉藤由貴の登場シーンはタイムリーすぎて雑念がエグいです、、、