有罪を認めた男の刑を
軽減するために
弁護士が頑張る物語。
その線上に、
見えてくるものと、
気づかされること、
浮き彫りになること。
この物語の内容も
言わんとすることも
わかるのだけれど後味は薄め。
求む。
ねっとりとまとわりつくような味。
どこに重さを
置いてきてしまったのだろう。
雪原にポソっと倒れた3人の姿や、
ガラス越しの反射で
顔が交わるような会話を魅せる
上手さ。
河原で火が燃え上がるシーンは
岡崎京子のリバーズエッジを想った。
…のだけど、
是枝監督の絵は私には訴えない。
ストーリーとは別のところで
訴えない。
相性の問題なのか、何なのか。
3作品しか見たことないけど、
気づいたことが今日の収穫。