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三度目の殺人のkazu1961のレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
4.0
「三度目の殺人」
2017/9/9公開 日本作品 2018-072
日本アカデミー賞作品賞鑑賞シリーズ
2018年第41回 日本アカデミー賞作品賞

深いですねえ、この作品は。。
凄いですねラストは。。
観客に委ねましたか。。
これまで「そして父になる」や「海街diary」などホームドラマを中心に撮ってきた是枝監督が、初めて法廷心理サスペンスに挑戦、日本の司法の闇にメスを入れた作品になってます。
映画は真実に迫ろうとする弁護士と、迫れば迫るほど逃げていく真実を描き、「犯人は誰なのか」「真実は何なのか」「三度目の殺人の意味とは」など多くの謎を投げかけています。ほんと深い!!
是枝監督は、あえてこのような演出にしたんだそうですね。
私の私見ですが、台詞にもあったように人間の意志とは関係のないところで命は選別される世の中において、「三度目の殺人」の被害者は三隅だったのではないでしょうか。。
日本アカデミー賞の作品賞・脚本は納得ですね!!

「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。是枝監督作には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で福山と初共演を果たし、「海街diary」の広瀬すずが物語の鍵を握る被害者の娘役を演じる。第41回日本アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本、助演男優、助演女優、編集の6部門で最優秀賞を受賞した。
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