Diamante

三度目の殺人のDiamanteのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
2.5
題名どおり裁判員制度も含めた法廷や、散りばめられた演出による複数に思わせる真実等、全てにおいてなげかけた問いになっており、構成として成立しているが納得し難いものでした。
マクガフィン演出の様な胆を置かない映画としても成り立ってる様に見えず、冷徹から感情型へ変わる過程に違和感がある主人公等、キャラの魅力性がカタルシスに繋がらないのが理由にあるように思えました。
映画の節々で法に対する教材の様なセリフがおそらく監督の心情とも思えるが、問題定義に対する監督の感想や意見的なものがもう少し垣間見えれば良かったと思います。この問いはモラル的観点で大多数が同意見になると思うので、尚の事そう思いました。
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