勝ったのは農民だ

三度目の殺人の勝ったのは農民だのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
2.7
2018年日本アカデミー賞 最優秀作品賞受賞作品 『三度目の殺人』。

これが昨年の一番の日本映画だとすると、自分にとっては、去年は日本映画のハズレ年だと言わざるを得ません。
だから、賞を取ったからって自分にハマるとは限りません。

TUTAYAのレンタルで、4/1に観たんですが、奇しくもこの映画 、(嘘をつく・つかない)が物語に大きく絡んで来ます。

ただ、是枝監督にしては、脚本の出来が悪過ぎます。
『そして父になる』
『海街dialy』ともすごく良かったのに、今作は本当に期待外れでした。

単に、(生まれてこない方がいい人間もいるのか)って重いテーマを扱うから、暗いトーンの作品であっても仕方ありません。

しかし、『そして父になる』も『海街dialy』も、意外と作品のテーマが重かったり、人生の儚さや死の匂いが漂ってる映画なんです。それでも純粋に楽しめました。

あと、今作に出てくる人がみんな、喋り方というか語彙力が統一されていると言うか会話能力が皆優れている気がしました。せいぜい吉田鋼太郎さんが広瀬すずに質問を分かりやすくする努力は感じられた程度です。
そこが逆に作品への親近感をなくさせた気がします。

個人的には、所詮殺人は殺人。「殺人犯が刑務所の中で正義を叫ぶな」って考えてますからそこも腹が立ちます。
まぁ、正義にも色々な形があるんでしょうけどね。

あと、是枝監督作品の魅力の一つは、本来なら日本のインディー系で日常を描いたような良い映画に、日本のスター俳優を出演させていることだと思うんですが、
今回はキャストが豪華すぎて、テレビでもよく観る俳優さんばっかり出ているのが気になりました。広瀬すずは『海街dialy』にも出ていて、是枝監督に気に入られてるんでしょうが、今作に限れば別に最優秀助演女優賞を取るような役とは思いません。出演シーンも少ないですし。
これで賞を取れるんだったら、『ちはやふる』で、主演女優賞を取るべきだと思います。