周りが言うほど、腑に落ちないことはなかったと思う。
明瞭な映画だったと思います。
(少しネタバレあり)
役所広司が演じる被告人のセリフに、
「父親も母親も妻も、なんの落ち度もないのに不幸になって死にました。彼らの関係ないところで、命が選別されてるですよ」
たぶん、これが被告人が語った唯一の真実なんだと思いました。
家族から選別された女の子。
彼らを殺害するという選別をした被告人。
真実よりもシステムを選別する司法。
今日も無関心を選別する私たち。
いつも犠牲になるのは、北海道の雪のように純白な魂なのだと思う。
そういった社会(会社や家族も含めた)を描いた貴重な映画。
結局、広瀬すずさんの足はなに?生まれつき?