エリ

三度目の殺人のエリのネタバレレビュー・内容・結末

三度目の殺人(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ある冷静な弁護士が30年前の強盗殺人の罪にとわれている犯人の弁護にあたる。
謎解き的な感じかと思ってたらそうではなく、観客側に解釈を投げ掛けている部分の多い映画でした。
感じたことは2つ。真実はあるけど、結局人は自分の信じたいことしか信じない。裁判はあるけど、関わってる人たちは仕事なのでそれぞれの任務を果たすことが先決で、真実はどうでもいい。
特に裁判に関しては、話し合いのときに裁判官がみんなに目配せするシーンが印象的だった。そりゃみんな仕事だし、神様じゃないし、真実はどうでもいいって思っても仕方ないのかもしれない。でもだったらなんで裁判なんかするの?もちろんこれが全てではないけど、こういう側面があることも事実なんだろう。
すずちゃんの足のこととか、なぜ北海道の大学を受験するのかとか、弁護士の娘との関係とか、伏線があるのかもしれないけど読み取ることができなかった。
エリ

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