三度目の殺人のbonjuiceのネタバレレビュー・内容・結末

あんまり評判高くなくてもじもじしててんけど、面白かったよ。面白かったっていうとあれやけど。
福山は普段から効率的な弁護をする人なので、変わった容疑者がいたからって今回ばかりは本当のことを知りたがるというのはややあれか。自分のための嘘ではなく人のための嘘に触れて心が揺さぶられたのか。娘も嘘泣きが得意と言ってたけど、あのとき泣いたのが嘘とは限らない。
嘘か本当かというのは表層でしかなくて、その奥には何かしらの思いがある。けどその思いは大抵の場合語られない。
なんか東野圭吾の小説にも通じるようなところがあるね。