ミミック

愛知の民俗芸能/聖なる祭り 芸能する心のミミックのレビュー・感想・評価

3.0
・愛知の様々な神事を映したドキュメンタリー
・先祖の精霊信仰が伝承を経て芸能、パフォーマンスと変化していく様子が見てとれる
・巨大な松明を振って虫よけを願う「信玄原の火おんどり」、村を練り歩き死者の魂を呼び寄せる「綾渡の夜念仏」、大うちわを背負って太鼓を鳴らす「大海の放下おどり」、花宿の中で夜通し舞いを楽しむ「上黒川の花祭り」、ふんどし姿の男たちが揉みくちゃになる「国府宮のはだか祭」、雅楽を鳴らし500個の提灯のついただんじり船を浮かべる「尾張津島天王祭」、獅子舞が高さ10mで曲芸をする「大脇の梯子獅子」、境内で刀や槍などを交わす「安良の棒の手」、人が山車の上のからくり人形を操って練り歩く「有松の山車からくり」等々
・田舎の数が減りつつある昨今だが愛知だけでもこれだけ無数の祭が存在するのは知らなかった
・見た目だけでもそれぞれ特色のある風習は見飽きない
・祭囃子の音色を聞くと不思議な感覚になる
・日本の八百万の神という考え方と各地の土地信仰の関係が興味深い
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