鉄のケージの中で、巨大なサメたちを観覧したと思えば一変。
海底47mへ取り残され、酸素ボンベも減っていく海中最悪の状況で、どう地上に生還するか…
世界観や物語自体はベタだし、本格的なリアル目線を入れたらツッコミどころもあるんだろうけど、
諸々が弱者な自分としては、飽きることなく、むしろ割と見入ってハラドキした。
予想はしつつも、鮫の襲来ではやっぱり力んだし、
へ～となる深海での知識・対応や、それらが後に「ぁあ～そうなるか…！！」という展開へのさせ方など、
ベタでシンプルなラインの中にも、ありそうでなかった構成が度々見られ、
タイトルやパッケージとは裏腹に、うまく90分にまとめあげられてたと思う。
（強いて言えば、ラストがここでか…というのは少しあった）
鮫映画と言えば、近年ではネタ要素の強い某シリーズを思い起こしがちだが（笑）
今作は素直に、スリリングでサスペンスな鮫もとい海の恐怖が味わえる一作だった！
