去年の7月に劇場版の1を鑑賞後、ほとんど予習復習をせず、レッドレインも「2」もぶっ飛ばしていきなり「3」を観ました!暴挙!!(笑)でも全然大丈夫だった。一応簡単なあらすじを事前に人から聞いて行ったんですが、それとほぼ同じ説明ナレが映画の冒頭で流れてきたし。親切!ww
ところで2で何があったか詳細には知らないんですが、アンチャン達が縄張り巡って喧嘩ばっかしてた1とは打って変わって割と〝ちゃんとした〟お話になってて驚きました。設定に多少の粗はあるけど、少なくともやんややんや野次を飛ばすのが楽しいだけの映画でなかったのは、いわゆるベテラン勢の存在感のおかげ?特に冒頭の岸谷五朗さんサイコー!「逃げるのか?」「逃げねぇええよぉ」サイコーーーー!(笑)いや冗談抜きに最高でした。1でちょっと内容の蒼さについて行ききれなかった私のような人もガッシリ掴まれたと思う。重量感すごい。「拳だけじゃ解決できねえ」ってのがある意味ホント。ただのキャッチコピーに終わってない。
1の青臭さも、ここへ至る布石に思えちゃう。映画として3作作る意義があったというものです。
アクションや見せ場的なものについては、どうやら2のほうが上だったようですが、根底に流れるメッセージ性がしっかりしてること、キャスト個々のウェイトが減ってもどこかに「全員野球」のような連帯感が感じられるのもよかった。上手く収めていたと思います。
ところでハイローについては「お金をかけて作品を作る」ということが、ここまでエンタメを下支えするんだなとつくづく思う次第で。ネットで仕入れた情報ですが、衣装もハイブランドがわんさかのようです。そういうの意外と馬鹿になんない。チープに成り下がらないってこと、こういう作品ではとても大事だと思う。
話としては一旦ひと区切り。ですが、ヤクザを絡めてきたことで続編も無理矢理感はそれほど無い。早乙女太一クンあたりが中心になって暴れてもらったら、まだまだ拡がりはありそうですね ^^