このレビューはネタバレを含みます
今回も最高な画の大出血サービス、ありがとうございました…
このシリーズに関してはキャラへの思い入れが特別強く、もうもはや他の映画とは違う見方してる自分がいます！
2のような戦闘シーンをド派手に見せるのはある程度前半で使いきり、後半はそれ以外のところで絵力使ってる感じがテーマと合ってるし新鮮でした。コブラのコンクリ飲まされる拷問、九龍の屋上ゴルフ、達磨一家の片輪走行と花火、鬼邪高のトラック突っ込み案件、無名街爆破セレモニーなんていうバカを極めた画の数々…流石です。
それにしても、まさか今までの三部作を子供から大人への変化でオトすとは…もちろん前の二作に青臭さは感じていたのですが、そういうのを超越した世界観だと思い込んでいたので意外性がありました。シリーズで唯一、喧嘩で終わらない部になりましたね。
作中のセリフにも大人への変化、言い換えると閉じた世界から外の世界へ意識を向けさせるものが多く、（「どこでも生きていける」「銭湯はただの銭湯。ここを通して出会った人が財産」「就職先」「免許」）喧嘩の勝ち方も物理的な勝利でなく、外の世界を利用した社会的な勝ち方になっているのが印象的でした。
そういえばスモーキーが死ぬシーンの「全く、最高の人生だった。」というセリフは、Dr.ヒルルクの「全く！！！！いい人生だった！！！！」のオマージュですよね？雪降ってたし。全体的に実写版ワンピースなんだよなぁ。他にも色々オマージュしてそうです。
源氏と雨宮兄弟の因縁の対決も良かった〜。源氏登場シーンの貫禄がやばい。
雨宮兄弟、九十九、琥珀の序盤の戦闘シーンもいつも通り最高でした。やっぱりこの映画、アクションシーンで切り取る画の取捨選択が上手いので迫力がある中で細かい芸が生きてるのがいいっすね…
というか続編ありそう！
最終章だと思ってたので、めちゃ嬉しい！
楽しみに待ってます！！
