MANU

ハリソン・フォード 逃亡者のMANUのレビュー・感想・評価

3.8
1993年(アメリカ)
原題:THE FUGITIVE

監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:デヴィッド・トゥーヒー、ジェブ・スチュアート
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演(日本語吹替):
ハリソン・フォード(磯部勉)
トミー・リー・ジョーンズ(小林清志)


製作:アーノルド・コペルソン
製作総指揮:キース・バリッシュ、ロイ・ハギンズ

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ハリソン・フォード主演のサスペンスアクション。

脱獄物や逃走物はヒリヒリするから好きなんです。

冒頭の列車のシーンくらいまでで(ちなみにこの列車の脱線事故シーンは特撮ではなく実際にやっているとのこと)、一気に主人公に感情移入させられます。

その後逃げながら真犯人を捜すわけですが、なぜ義手の男の病院まで特定出来たのか、そもそも義手の男はなぜハリソンを殺すために雇われたのか、などいくつか釈然としない点もありましたが、ハリソン演じるキンブル医師の医者としてのサバイバル能力や持ち前の頭脳で上手く追っ手を巻きつつ真犯人に迫っていく様は中々痛快で十分に見応えがありました。

キンブル医師を追う、ジョーンズ演じるジェラード連邦保安官補も、最初は冷酷な捜査官の様相を成しつつも、キンブルの言動から異変を感じて徐々に彼を助ける方向へシフトしていく様がとても人間くさくて好きでした。

これがオスカーを受賞した人の演技かと。

脚本も何度も書き直されたというだけ会って非常によく作り込まれてる印象だったので、星4をつけたいところですが、続編の「追跡者」の方が面白かったので、泣く泣くの星3.8で。
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