認知症になって施設に入ってたはずのかつての大スターが脱走。浜辺で娘と義理の息子に見つけられた彼は。。。
実際に80歳を越える名優、仲代達矢が認知症になった大スターを演じ、ボケているようなどこかで分かってるような感じで古典のモノローグする。それがこの映画の最大の魅力だろう。受ける黒木華と阿部寛も良い。
彼は実はボケていないのではないかという見方も楽しいが、認知症という疾病そのものが正常と異常が混濁した状態といえるのではないか。
あと、大スターすぎると一人で何もできないから、演じれなくなったら急にボケたも同然になってしまうのだろうなぁ。それは恐ろしい。。。