ロロノアゾロ

夜明けの街でのロロノアゾロのレビュー・感想・評価

夜明けの街で(2011年製作の映画)
3.0
★★★普通

『夜明けの街で』は2007年6月30日に単行本が発売された東野圭吾の同名小説の映画化。2011年10月8日、角川系で公開された。監督は若松節朗。主演は岸谷五朗。みなとみらいでロケを行い、撮影ピークの2011年3月11日に東日本大震災に見舞われたものの、セットの被害はわずかで、撮影は余震の続く中続行された。全国147スクリーンで公開され、2011年10月8、9日の初日2日間で興収3,315万4,800円、動員2万5,177人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第8位となった。2011年公開だが、2010年の時効撤廃に伴い2009年を作品の舞台と設定している。(wiki)

女の賢さと男の愚かさが対照的な映画です。登場人物に人間味がある。非日常でないので、中盤は少し退屈であることは否めないですね。ストーリーに殺人を絡めるのは必要ですかね?自分的には蛇足な感じがするなあと。あとは親が不倫をしていて、あれほど忌み嫌っていたのに自分も同じことを繰り返すんかな、って少し疑問に思いました。渡部の妻の描写はとても気に入りましたね。人参嫌いの娘が途中から人参を食べれるようになるんですが、虐待まがいのことも裏側であったんかね。サンタの演出は鉄板です。

原作にあるであろう事細かな描写を映画に反映できてないのが残念。主人公が地に堕ちていく様子が半端で話が飛躍的になってます。時間的に厳しいこともありますが。演出もこだわっているが、性描写が弱いとやはり現実味が薄くなる。ベッドシーンをもっと過激にぶちこむべきです。深田恭子のNGでしょうか。岸谷のおっさんはどこにでもいる普通のサラリーマンを良く演じている。ただ、魅力が無い。深キョンはひたすら可愛いですが演技力に乏しい。見終わったあと特に心に残るものはありません。