にゃむ

作家、本当のJ.T.リロイのにゃむのレビュー・感想・評価

作家、本当のJ.T.リロイ(2016年製作の映画)
3.0
ローラの俗物っぽさに私は共感できてしまう。嘘はいつかバレるけど楽しいよね。自分を偽るのは特に楽しい。
幼い頃のトラウマ云々も、彼女が採用した見栄えのする演出の一部に思えた。彼女のことで絶対的に真実味があるのは、太っている身体。それに対する恥と不自由さ、壊れやすい美しさへの憧れ。結局それが全てなんじゃないかという気がする。
「エレファント」でローラが書いた冴えない女の子が図書館で少年に殺されるシーンが何か象徴的で良い。今度見返してみよう。
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