マッテリー

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのマッテリーのレビュー・感想・評価

3.5
2013年に起きたテロ事件の被害者の一人が主人公のお話。
「ジェイク・ギレンホール」がきっかけで鑑賞。
生き方について考えていたりする人にもおすすめ。

生還と復帰、そしてチャレンジしていく主人公と周りの人間たちの生き様がメイン。
心身に傷を負った主人公の再起の物語だけにとどまらない。
付き合っては別れてを繰り返していた彼女と共に色々な壁にぶつかりながら
また1つ大人になっていく主人公たちを見ていたら
初めての事にチャレンジするときの「あの不安」みたいなものに
向かっていく大切さを感じた。

自分が子供の頃イメージしていた「大人」の歳になってみると
年齢のわりに精神年齢がこどもな気がしてならないことが良くある。
人前ではかっこつけちゃうかもしれないけど
意外とみんなこどもな部分があって、それは当たり前で
何かをきっかけに1つでも成長できればそれで良いのか。こども、大人のラインなんてないのか。
主人公のあらゆるチャレンジを見ていてそう思った。

主人公の境遇から復帰できるだけで十分メンタル強すぎるんだけど
人間らしさというか、弱さもしっかり表現されていて共感が多かった。
彼女との相性が良すぎた。二人はいまどうしてるんだろう。

別の視点から同じ事件を扱った「パトリオット・デイ」も良作。