スタンダード

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのスタンダードのレビュー・感想・評価

4.0
【Stronger】


原題『Stronger』
であることの意味が、
鑑賞すると分かってきます。


『ボストンの英雄』ではなく、
『人間の強さ』
を描いているからです。


『Strongerは複数人存在』
します。


【Strongest】


Strongerは誰か?


一人目は当然、
『ボーマン』
に疑いの余地はありません。


二人目は、
『ボーマンを支えた彼女』
です。


三人目は、
ボーマンが働く
『コストコの上司』
であり、彼が最強です。


【完全アウェイ】


爆破テロの後
ボーマンが入院する病院に、
『単身』で訪れた上司。


病院の休憩室では
ボーマンの父親をはじめ、
親族が一堂に会しています。


主人公の上司を
記者だと勘違いした父親は、
『息子のことを好き勝手書きにきたのか!』
と一方的に非難します。


息子の上司だと分かっても、
『息子を解雇しにきたのだろう!』
と聞く耳を持ちません。


【クロスカウンター】


コストコ上司の、
『息子さんを再雇用しません』
という返答に父親の怒りは頂点に達し、
『左ストレート』を繰り出します。


しかしコストコ上司は
それを予測していたかの如く、
『右フック』
を父親へ喰らわせるのです。


ボーマン(スター・ロード)
の育ての親は、
父親(エゴ)ではなく
コストコ上司(ヨンドゥ)
かもしれません。