《2018#185》
2013年4月15日に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件で両脚を失った一人の男の物語。ジェイク・ギレンホールはプロデューサーとしても作品に関わっています。
ジェフ(ジェイク・ギレンホール)は元恋人エリン(タチアナ•マスラニー)の愛情を取り戻そうとエリンが出場するボストンマラソンへ応援の為に駆けつけるが爆弾テロに巻き込まれてしまう。
ジェフとエリンは何度も別れたりくっついたりしていた。その原因はジェフのだらしなさ。仕事はろくにできず、約束も守れないダメ男。でもその日に限って約束を守りゴール付近でエリンの到着を待っていた。
だからエリンはジェフに対して自責の念を持つ。私のせいでジェフは爆弾テロに巻き込まれ両脚の膝から下を失ってしまったと。そして献身的にジェフを支えようとする。
ジェフは命は助かったが両脚の膝から下を失い生活に支障をきたす。でも爆弾テロの犯人の顔を目撃し犯人逮捕に貢献したため、テロリストに屈しない“ボストンストロング”というスローガンを象徴する希望と決意のヒーローとして注目を集めていく。
ジェフは、自分は何もしていない、そればかりか両脚さえ失ったのにヒーローだなんてと世間と現実のギャップに苦しみ徐々に自暴自棄になっていく。
献身的にジェフを支えていたエリンだったがジェフと母親の態度にイライラを募らせていく。
そのジェフが後半ある人物と再会し自分を取り戻していく所は良かった。
こんな自分でも誰かを癒やし勇気づけられるんだと感じ立ち直ることができた。
ただ、両脚を失ってから自暴自棄になる描写が長く感じてしまった。そこを丁寧に描く意味も分かるけど、ジェフの為にエリンが献身的に支え頑張っても報われなくて観ていてイライラしてしまった(¯―¯٥)
まぁ実話だからそうなるのも仕方がないことかもしれないけどエリンが可哀想で。
爆弾テロ事件により人生のどん底に落ち、そして再生していったジェフ。
こんな事があったなんて。
人生何が起こるか分かりませんね。
ジェフを演じたジェイク・ギレンホールの演技はすごく良かった。あと失った両脚をどうやって撮影したのかな。本当に脚がないように撮影されててよく出来てるなと思いました。
劇場鑑賞 #87/2018
字幕翻訳 松浦美奈