りす

MATSUMOTO TRIBEのりすのレビュー・感想・評価

MATSUMOTO TRIBE(2016年製作の映画)
2.3
2017年244本目、10月15本目、劇場73本目の鑑賞

ドキュメンタリーながらもフィクション
との中間をついてきてる作品
俳優業、映画界の難しさを描いた作品


今年の5月頃だろうか
新宿武蔵野館の近くを歩いていたら、マツモートファイター♫って歌いながら看板を持ちつつ歩いている男性を見かけた
遠くから離れて彼の様子を見てみると、どうやら映画の宣伝をしていて彼が主演ということのようだ
これは凄いことだなぁと思いつつ、その日は時間が合わなかったので他の作品を鑑賞したのだが、彼の熱量は相当なものでチラシを配りながら懸命に観るようにと声を掛けてくださった
私の心は揺り動かされた
観たいなぁ、そう思いながらも上映期間は本当に短く、観ることが出来なかった

そしたら何といった巡り合わせだろうか
人生は奇妙なもので、また彼を見かけたのだ
そして再上映が決まったと話している
以下省略
こういった流れで鑑賞に至った訳である



今作はこの業界の難しさを感じるには充分過ぎるくらいのものであるし、一方でどれだけ熱い気持ちを持った人が働いているのかを知ることにおいても充分すぎる
個人的に納得いかない部分もありながらも、関係者の映画愛に胸を打たれる部分は確かにあった
再上映の経緯もなんとなく気になって止まないが、武蔵野館の粋な計らいなのだろうか?
この業界は実力と信頼が全てなのかなぁと映画館を後にしながら、ふと考えたくなる、そんな作品であった
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