猿山リム

聖ゾンビ女学院の猿山リムのレビュー・感想・評価

聖ゾンビ女学院(2017年製作の映画)
2.5
 わたしてきゾンビ月間延長戦。
 まぁタイトルとジャケットから想像つく通り、アイドルを起用してゾンビを出した作品。
 ウィルス系ゾンビ。
 ゾンビたちから守られた施設で、人類最後の光として対ゾンビ(作中では「ギンプ」と呼ばれる)戦闘の訓練を受ける女の子たちを主人公とした物語。
 アイドルユニットが、アイドルの名前のまま登場する、プロモーションを兼ねた映画ということなのかしら。
 噛まれるとゾンビになるというゾンビの文法も片隅に入れつつ、独自路線のゾンビ感を構築する。
 アイドル+ゾンビで、こんなタイトルなわけだが、コメディ要素は強くない。
 監督の遊佐和寿はがんアクションの人らしい+アクション指導に亜紗美を起用しつつ、アクションもガンアクションも、コメディではないゾンビ物にしては激しくない。
 よくも悪しくも、アイドル映画。
 そして、アイドル映画故に当然、お色気描写は無い。

 特典に舞台あいさつとメイキング。
 アイドルのプロモーション映画のメイキングということで、撮影の合間の彼女たちの様子がメインで、稽古したりふざけ合っていたりファンに嬉しい仕様であり、ありきたりなメイキングに飽きた映画ファンも癒されるかもしれない。
猿山リム

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