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MEG ザ・モンスターのkuuのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.5
『MEG ザ・モンスター』
原題 The Meg.
製作年 2018年。上映時間 113分。
映倫区分 G
上映方式 2D/3D
2Dで視聴。
未知の深海で生き延びていた太古の巨大ザメ『メガロドン』に襲われる人々のサバイバルを描いた海洋パニックアクション。
人気アクション俳優ジェイソン・ステイサムが主演し、『ナショナル・トレジャー』シリーズのジョン・タートルトーブ監督がメガホンをとった。
余談ながら、『MEG』は "megalodon" という英語の先頭の3文字です。
また、"megalodon" は、260万~2300万年前の太古の昔に生息し、今では絶滅したと考えられている巨大ザメやそうで、 カタカナ表記は『メガロドン』。
も一つ余談ですが、実生活では、ジェイソン・ステイサムは水泳の達人で、1990年のコモンウェルスゲーム(イギリス連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会)では、イギリス代表としてダイビングに出場したそうっす。
彼の競技中の映像はネット上で見ることができるし、かなりのテクけな、そやし、今作品の水中でのショットはほとんど彼がこなしてるが、より危険なショットにはスタントダブルが使用された。
余談の余談ながら、スタントダブルとはボディダブルとスタントマンを掛け合わせたものであり、具体的には、映画やビデオの中で、ビルから飛び降りたり、車から車に乗り移ったりするような危険なシーンや、その他の高度なスタント(特に格闘シーン)に使用される熟練した代役のことである。

人類未踏とされるマリアナ海溝をさらに超える深海が発見され、沖合に海洋研究所を構えた探査チームが最新の潜水艇で調査に乗り出す。
幻想的な未知の生物が生きる深海の世界を発見し、心躍らせる一同だったが、その時、巨大な『何か』が襲いかかってくる。
レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、深海で身動きがとれなくなった探査チームの救助に向かうが、そこで200万年前に絶滅したとされる、体長23メートル、体重20トンにも及ぶ巨大ザメのメガロドンに遭遇する。。。

今作品は、もはや古典になりつつある過去のサメ映画へのオマージュとして楽しませてくれました。
おどろおどろしい演出と鮮やかな特殊効果で、夏にむけて(もう陽射しのあるときは夏を感じる)映画としては十分な出来栄えかなぁと個人的には思う。
サメ映画のファンならチェックしてもいいかもしれない。
今作品は、上海を拠点とする深海チームが、海底の海溝の中で新たな発見をしようと赴く姿を描いている。
しかし、絶滅したと思われていたメガロドンが潜水艇を襲い、上海の海を徘徊する脅威となり、彼らの発見は失敗に終わる。
チームリーダーのミンウェイ・ジャン博士(ウィンストン・チャオ)は、レスキューダイバーだったジョナス(ジェイソン・ステイサム)を雇い入れる。
ジョナスは以前、同じメガロドンに遭遇したことがあり、乗組員を救うために恐怖に立ち向かわなければならない。
ジョナス役のジェイソン・ステイサムは、その魅力と微笑みで、安っぽい脚本を金科玉条にして、いつも生き生きとした存在感を示している。
また、水中でのスタントも秀逸で、釘付けになるようなスリルがありました。
今回はあいにくのスマホ2Dでの視聴やけど、3Dで見た方はかなりのスリリングさやったことやと思う。
スーイン・ジャン役のリー・ビンビンは、賢く、しかし、せっかちで、自分を証明したい存在であることを証明してた(きなりの美魔女)。
しかし、彼女は不必要で陳腐な父娘のサブプロットに陥ってちまうが、与えられたものを最大限に活用はしていた。
ジャン博士役のウィンストン・チャオは、2人の感情的な利害関係が弱いにもかかわらず、スーインとミッションに対する彼の恐怖と絶望を少なからず表現はしていた。
ルビー・ローズ、ペイジ・ケネディ、クリフ・カーティスは、時に消耗品と見なされるキャラであっても、それぞれユニークな演技を披露し、残りのメンバーを完成させてた。
ジョン・タートルタブの演出は、『ジョーズ』からインスピレーションを受けつつも、このジャンルに独自の解釈を加えて、爽快なスリルを提供していあ。
個人的に気に入ったシーンは最終幕で、サメの対立の非論理性を徹底的に追求し、楽しい結末を実現してたとこ。
欠点は、映画のトーンと文章の一貫性がないことで、ある時はシリアスから、ある時は知っているような笑いになり、ある時はシーンの配置がずれているように感じた。
また、サメの葛藤から目をそらし、貧弱なキャラの状況に焦点を当てることで、この映画は苦しんでたかな。
実際、メガロドンが登場するまでに、時折退屈な時間と展開が長くかかってた。
今作品のメッセージは、ヒーローになるにはそれなりの妥協が必要であるということ。
激しいアクション、ゴア、いくつかの言語を含んでるから万人受けする作品ではないんちゃうかな。
個人的にはサメ映画は避けてるけど悪くはなかった。
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