ジャッキーケン

MEG ザ・モンスターのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
4.3
ステイサムvsメガロドン

今年はドウェインジョンソンが怪獣と生身で戦ったり時代は人vs怪獣へと突入した新時代、そんな中生まれた本作のステイサムvsメガロドン!サメ映画というジャンルは良くも悪くもB級らしさがあるというか一歩間違えればアサイラムやアルバトロス配給のZ級映画になりかねない難しいサメ映画という題材とジェイソンステイサムというA級アクションスターを起用する企画の時点でぶっ飛んでる!蓋を開けてみればジョンタートルトープよく頑張った!と言いたい楽しい怪獣映画でしたよ!

全体的に金掛かってるなーって目に見えるくらいのCGサメと潜水艇、潤沢な中国資本を匂わせます。ハリウッドよりも怪獣映画が盛り上がってる中国市場を思えば本作のようなサメ映画ができてもおかしくないし今後の怪獣映画は中国が左右すると思います。

ジェイソンステイサム、ルビーローズ、リービンビンなどサメ映画史上最高に豪華なキャストがサメサバイバルをするゴージャス。ステイサムvsサメなんてどこの誰が考えたんだよって思いますしステイサムがどうやって戦うのかは割と現実的な方
少なくとも腹に銃弾1発食らってもピンピン走り回って怪獣をぶっ倒す「ランペイジ」のドウェインジョンソンに比べればまだ現実的です!そもそも怪獣映画に細かいことを気にすること自体が野暮!
クライマックスの人外ステイサムは最高に盛り上がる怪獣映画の名シーンに刻まれる素晴らしさ!「ジョーズ」のシチュエーションを100倍ヤバく見せる規格外のスケール。SF映画とサメ映画の調和が取れてましたね。

展開的に新しいところはないです。新鮮味には欠けます。でもサメがサメを食うのは斬新でした。
それともっとメガロドンなら海水浴の場面50人くらい食うぐらい暴れて欲しかった。
ステイサムがこの映画を引っ張ってる!流石ステイサム!クリフカーティスのちょっとした怪しい行動にハラハラさせる。
悪はちゃんと成敗する勧善懲悪が胸をスッとさせる。
メガロドンの前ではルビーローズですら可愛い子猫ちゃんになってしまう恐ろしさ
キャストの特徴を活かした恐怖の見せ方が良く出来てます。

次の次元に行ってしまったステイサムをあなたは目撃する!