海洋調査艇を救出する際、太古のサメであるメガロドンを呼び寄せてしまった科学者の奮闘を描く作品。
あのメガロドンが映画化されるとなれば、自分を含めたサメ映画好きの期待度は高まるものではある。しかし、その期待感が高すぎたため、鑑賞後は物足りなさが強く残った。
その理由の主なものとしては、ストーリー構成によるものだろう。本作ではメガロドンが登場してから、水の中→水の外のプロットを何度も繰り返して進行する。
それにより、水の中パートの緊張感が完全に途切れてしまうことになるのだ。しかも、ステイサムとヒロイン女性の親密なシーンもあったりとか…。その辺を削ればもっとコンパクトにもできたのではないか…。
また、個人的に本作に組み込んで欲しかった要素は、「ディープブルー」や「ロストバケーション」のように①いつ襲われるか分からない緊迫したシーンの連続②突然スッと現れる背びれ③四肢分断などのグロシーン…と何点かあった。
