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MEG ザ・モンスターのsomaddesignのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.0
ゾンビ映画界にとっての「ワールドウォーZ」みたく、サメ映画界のハリウッド本気作を期待してたら、なんかこう………うーん😐
「ジョーズ」以来続くサメ映画の最新進化系を期待しちゃったよ。


ハリウッド映画といっても中国資本だし、巨大マーケットをほっとく手はないって感じで100パー中国向けに作られてた。
近年中国での「ワイルド・スピード」や「トランスフォーマー」シリーズの大ヒットを受けて、ジェイソン・ステイサムに白羽の矢を立てたのも納得。(眉間にビシッと矢が)

世界規模のプロジェクトで、多様な国籍・人種がいる設定なのに、全然生きてこない上に物語からの退場のさせ方がイチイチ雑で面白い。
日本人がソッコー死ぬのはまだマシで、助けたハズの元妻とか中盤以降なし崩しに物語から消えて二度と出てこない。
消えたスキを狙ってヒロイン:リー・ビンビンが台頭して、ステイサムもサメもビンビンにしてく話。

劇中立てられるメガロドン対策が全部無謀すぎて、学者チームが全員アホに見えてくるのもいいし、イチイチ命を張って助けに行くステイサムが、次の無謀を諌めもしないのも痛快ヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノ


メガロドンがデカ過ぎて、被害者が基本丸呑みにされるので、サメ映画にしてはグロ描写は皆無。足が食われる・首がもげる・血に染まる海といったゴア描写が好きな人には進められないけど、見るからに死にそうな金満バカがちゃんと酷い死に方するし、死にフラグ立ってと思ったらちゃんと死ぬ。80年代B級映画のシナリオを忠実に再現したような、テレ東午後ローイズムの最新版を見た気分。あとはオッパイがイッパイ出れば完璧だったのに。


研究施設や潜水艇のデザインがレトロフューチャーっていうのか、小松崎茂大先生のイラストみたいでカッコ良かったのと、ステイサムといえば元々水泳選手(飛び込み)だったのに、これまで水中での活躍っぷりをスクリーンで披露したことあまりなかった気がするので、見られて嬉しかった。普通に泳ぎが綺麗。


★5点中3点満点のジャンル映画で過不足ない出来だったので、この評価


74本目
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