さす池

MEG ザ・モンスターのさす池のレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
2.0
ステイサムvsCG生物 というのはやっぱり物足りなさは感じるし、折角ならサメに体当たりされてちょっと吹っ飛ぶくらいのシーンが欲しかった。それでも生きるステイサム。
あとメガロドンが大きすぎて、なんというか全体を捉えられる映像が少ない。「うわっ!でけー!」と感動するというよりは、「何か分かんないけどでかいんだな、うん、クジラ食べちゃうし。」というざっくりとした全体像の把握が勿体無い。

ところで

中国出資のハリウッド作品だから中国持ち上げ過ぎ。みたいな評価を多々目にするが、そういう評価をし始めるとストーリーが大味な事すら中国に結び付けて批判するのだから溜まったもんじゃない。

ステイサムの元妻が映画中盤から空気化し、リー・ビンビンが代わりにヒロインとしてゴリゴリ無謀行動に走るんだけど、サメに負けてへろへろな元妻いつまでも取り上げててどうすんだよ! ただでさえ規格外の鮫と闘うのに若いリケジョにスポットライト当てて何が悪い!!サメ映画の女ってのは『ロストバケーション』のブレイク・ライヴリー除いて全員基本役立たずってのは相場が決まってんだよぉぉぉぉ!!!
中国寄り〜に思える要素を取り上げてはそのせいで映画のストーリーは大味に……って、あのね、ストーリーや脚本が繊細でドラマティックなサメ映画を観たことがあるのか?
『シャークネイド』で妻が突然改造人間として登場した事にケチをつけるのか??
そもそも台風にサメが乗って飛んでくる事を不自然極まりないとか重力を無視してるとか言い始めるのか?と。

サメという題材を無視して中国出資のハリウッド映画としてしかこの作品を見れないやつは風呂場でサメのおもちゃで遊んでいれば宜しいのです。
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