改名した三島こねこ

MEG ザ・モンスターの改名した三島こねこのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.7
<概説>

海洋研究施設の海底探査船が深海で何者かの襲撃を受けた。謎の巨大生物からそのクルーを救出するため、一同はジェイソン・ステイサムに救援を求める。超武闘派俳優vs超巨大古代サメという、ある種頂上決戦がここに実現。

<感想>

この映画はサメ映画好きからするととんでもない映画です。名作や迷作の諸要素がふんだんに混ぜ込まれていて、その上でエンタメとして成立させている。
わかりやすいところをリストアップすると、

▼『ジョーズ』
説明不要元祖サメ映画。ただ終盤のバイキング会場状態のビーチはなかなかできない。やっぱり予算の違いですね。
▼『ディープブルー』
かなり近似した設定の冒頭。壮大なA級映画としての舞台装置。剽軽な黒人俳優のポジション等々。意図している以内に関わらず、関連性はまず語られるべき。
▼『シャークナイト』
『深海47m』とも迷いましたが、サメが大量に周囲に出現する絵面はむしろこちらか。あのシーンの可否はともかく、あの絵面は撮られていておもしろい。
▼『メガシャーク』シリーズ
おなじみメガロドンサイズ一貫しない問題。これを見ているいないで本作の評価がだいぶ変わる。しかしあちらのシリーズはだいぶ問題作なので、悲しいかな、見ていない人も多そう。
▼『ジュラシック・シャーク』
エンドロール10分とか絶対ギャグでしょ。

他にも細々と「あの作品をイメージしているのかな」というシーンが多かったですね。サメ映画フリークという奇特な方々こそ喜ぶ映画なイメージ。

そしてそんな中でも最後はステイサムがステイサムしていたのもよかったです。このままメガロドン無双か?なんて危惧もしましたが、ステイサムを起用するならステイサム無双もしませんとね。