ヘンダーソン

すべての政府は嘘をつくのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

すべての政府は嘘をつく(2016年製作の映画)
4.2
I.F.ストーンというジャーナリストが信念としていた『全ての政府は嘘をつく』という共通認識に立ちながら、真実を伝えようとするフリージャーナリスト達。多くの独立系ジャーナリストに影響を与えたI.F.ストーンという人物を知れただけでもこの映画を観た価値がある。
政府や権力に歯止めをかけられるのはメディアだし、利害関係を持たないこういった小規模メディアが高い倫理観を持ち、機能する必要がある。
少なくない数のジャーナリストが危機感を持ちながら存在する現状を知れることは非常に勇気づけられることだ。マイケルムーアが話していた、新聞の17ページ目に真実があるという言葉が印象深い。