各種賞を受賞しており、予告編の映像もよかったので観たが、個人的には観ても観なくともどちらでもよい映画だった。たぶんジャンルとして、青年の成長物語がツボでないのだと思う。
サリンジャーが、自分の信念があるがゆえに、青年に対して、若者だからといって甘い態度をとらず、厳しい対応をしながらも、関心と愛情がないわけではないという姿勢はよかった。
主人公の相手役の若い女優さんは独特の雰囲気と魅力があったし、クラスメイト役の男の子も、演技が上手だった。そして主人公役の男の子が、いじめられてる役柄だけど、オーラがあるなと思って調べたら、兄弟で子役から演技や歌手をやっている有名子役であることを知り、納得。知性や才能って、スクリーンに滲み出てしまうものなのだなと思った。
兄弟で出てる幼少時代のインタビューの方が映画より気に入った。
https://youtu.be/cdtiLH6-Esk