わだげんた

ライ麦畑で出会ったらのわだげんたのレビュー・感想・評価

ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)
3.2
告白すれば野崎孝さん訳の『ライ麦畑でつかまえて』は途中で放り出し、村上春樹さん訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は読了したもののいまいちピンとこず。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』読了後に攻略本的に購入した村上春樹 さんと柴田元幸さんの『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』は積読状態…。

僕のサリンジャーとの接点はそんなもんです。

この映画は『ライ麦畑でつかまえて』に魅了された高校生・ジェイミーが、『ライ麦』を舞台化することを思いつき、原作者であるサリンジャーに上演許可をもらうためにサリンジャー探しの旅に出る物語。

物語の舞台は1969年で、なんか著作権とかそんなにうるさくなさそうな時代(それともアメリカは60年代から著作権とか無茶苦茶うるさかったのかな)に高校演劇で上演するために許可もらいに行く、っていうのが、偉いなというかわざわざ許可もらいに行くんだな、とか考えてしまった。

まあ、上演許可もそうなんだろうけど、自分のサリンジャー、ライ麦に対する気持ちをサリンジャー本人に認めてもらいたい、って気持ちの方が強いんだろうね。

ジェイミーは演劇サークルで知り合った女の子ディーディーと共に旅するんですが、このディーディーがいい子で。

ジェイミーは学園のアイドルみたいな子が好きなんだけど、そんでディーディーもそれをわかっているんだけど、心が広いディーディーは『まあ、とってもかわいいあの娘をあなたが好きなのはわかっているけれど、どうやら無理っぽいしあきらめて私と付き合いなよ。意外と楽しいと思うよ』的な態度で終始ジェイミーに接してきます。

旅の途中、二人がベッドを共にするシーン。いまいち初体験に消極的なジェイミーと積極的なディーディーのやりとりが微笑ましくも可笑しくて。

J「いや、ちょっと避妊具なくて」
D「大丈夫、わたしピル飲んでるから」
J「ピル…。経験豊富なの?」
D「違うの、生理痛がきついから。私も初めて」
J「…そうか…。俺、外の空気吸ってくる…」

へたれなジェイミー(笑)
で、外の空気吸いに行くつもりが酔っ払って、結局ディーディーに介抱されて…。かっこ悪すぎ(笑)

そして二人が探して探して…。
サリンジャーと出会えるかどうかはお楽しみ、ですけど、
サリンジャーって本格的な隠遁生活してたんですね。

もちろんサリンジャーとライ麦は物語の重要な要素であるけど、単純に青春映画として面白く観賞しました。

ライ麦、再チャレンジしてみるかな。