これぞフランス映画!
他の国の作品に比べると圧倒的にセリフが少なく音楽や役者の風貌でその場の雰囲気を作っているため切なく優しい今作のようなヒューマンドラマが合っていると思う。
しかし、セリフが少ないため考え事等をしてしまうと淡々と過ぎていってしまうので注意が必要だ。
主人公が悲しみを引きずりながらも前へ進んでいくというストーリーで言葉の通り切ないものになっている。後半に連れて雰囲気が明るくなっていくのが良い。
相関図が少しわかりづらいが後から明らかになっていく。セリフが少なく観る側に察する能力が無いと理解できないのが日本人に合っていると思うが、恐らく相関図も多少なり複雑だと思う。