いにょ

肉体と火山のいにょのレビュー・感想・評価

肉体と火山(2015年製作の映画)
3.4
2017年16本目。

これも抽象的なカットが多くて難解。でも絵と音が好みでずっと見てられる感じ。心臓の悪い主人公の女の子ロラの心象的な目線で世界を映す。

不自由な肉体、幼い時に死んでしまった友人、人々に忌避される屠殺場で働く父。フラグメントのように人生に散りばめられた悲しみと制約の中でも淡々と生きている。そんな中、突然の発作に襲われる。血と心臓がマグマと火山ってことなのか。ラストシーンも象徴的。
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