ブルーハーツは、がむしゃらな人によく似合う。
特に「少年の詩」では、ブルーハーツのパンクと、少年の葛藤や正義感がぴったりでニヤニヤしてしまった。
6作品あって、安心して見ていられる作品から、まさかの作品まで様々だった。「ブルーハーツが聴こえる」と言われると自分では「リンダリンダリンダ」のような王道青春作品をやはり想像してしまっていたのだが、色々なジャンルをあえてぶつけてきたところが新しく、オムニバスならではなんだろう。
王道をもっと見たかったモヤモヤもあるんだけどね。
ブルーハーツの曲はあまりにも有名でそれだけですでに完璧だし、どうしても歌詞が大きく聞こえてきてしまうので、映像を合わせるのはなかなか難しいことなのかもしれない。
その点から考えても「ジョウネツノバラ」は素晴らしかった。余韻がすごい。鑑賞後から情熱の薔薇の無限ループが止まらない。
もっといろんな監督に撮ってほしい!面白い企画です。