巨大グモの脅威から人類を救った映画俳優が、再発した地殻変動から娘を救出しようとする。前作から物語が継続している、シリーズ第2作目。
前作に引き続き「ポリスアカデミー」のキャスト陣が続投。冒頭部では、ポリス・ムービーを撮影中という設定を利用することにより、警察官の格好まで見せてくれる。さらに、「ゼッド」という人名が台詞に登場する。
前作はスティーヴ・グッテンバーグの一人舞台となっていたが、本作ではマイケル・ウィンスローとタッグを組み、ロード・ムービーを展開。ロサンゼルスからフロリダまでの道中で、変な人たちと掛け合いを繰り広げていく。
新種クモの呼び名を決めるときの「ランチュラランチュラ問答」と、粗製乱造されている低予算パニック映画に対するメタ発言が笑いどころ。そして、人体を媒介にして子グモを産ませる場面に「アラクノフォビア」を彷彿とさせるトラウマが呼び起こされる。