このレビューはネタバレを含みます
長回し、セリフ少なめ。私なりの消化。
序盤、中盤、終盤でイメージが全部違う。
序盤は「大切な人を失うこと」「大切な人を失った人を見守ること」。台詞がほぼないからこそ辛くて苦しい。パイのシーンはボロ泣きした。
中盤は「忘れられる事」。いつかは大切だった人に忘れられる辛さ。Ghostが癇癪起こすのもわかるけど、自暴自棄になって癇癪起こしてるのを見るのが辛かった。
終盤は「時間の移り変わりと自我」。正直タイムループにハマったきっかけがいまいち理解できない。でも時間が経つにつれて自我を失ったGhostが自分達見る事でそれらしきものを得たのを見るのも、タイミングがタイミングなだけに辛い。自分が幸せの最骨頂からドン底に落ちるまでを見守るなんて。
最後、シーツがぼろぼろに汚れていたのが切なかった。でもGhostが成仏したように、辛い時に観れば、観終わる頃には心が軽くなっているんじゃないかと思う。
