ゆめちん

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのゆめちんのレビュー・感想・評価

3.5
ア・ゴースト・ストーリー

見終わった後に心地よい余韻が残る作品でした。

田舎町の一軒家で若い夫婦が幸せに暮らしていましたが、ある日夫(ケイシー・アフレック)が交通事故に遭い、突然の死を迎えます。病院で夫の死体を確認した妻(ルーニー・マーラー)は、遺体にシーツを被せて病院をあとにしますが、死んだはずの夫は幽霊となり自宅へと戻ってきてしまいます。

ゆっくりと静かに流れ、台詞がほとんどなく、映像の雰囲気、妻の表情や仕草、そして夫の立ち位置だけで想像を掻き立てさせ、様々な解釈を楽しみます。

夫を失くした妻がパイをひたすら頬張るシーン、その"映像の長さ"が立ち直ることが容易でなく時間が掛かることを、パイにフォークを突き刺す音で苛立ちつつも、深い哀しみや切ない胸の内を上手く表していたと思います。

妻が残した手紙の内容が気になるところ。劇中の夫への心情を思い返してみると、自然と答えは出るのでしょう。(私が考える手紙の内容はコメント欄に書きました)