雰囲気だけはインターステラー。
最初の方のワンカットワンカットが長すぎて眠くなったけど中盤以降はだんだんとテンポは上がってきて（それでもゆったりとしていたけど）集中できた。
ストーリーは平たく言うと
「地縛霊が成仏するために四苦八苦する話」
作中、お化けの表情がほとんど変わらず、セリフも当然なければ、音楽だったり映像の雰囲気もほぼ変化がなく、こちら側に考える余白が大量に与えられた作品だった。
要所要所でカットが変わるとともに時間が一気に進む感じは、まさに霊的な世界って感じがしてワクワクしたものの、この一瞬であのお化けは一体どれくらいの時間を過ごしたのかと考えると、切なさで溢れる。
印象に残る映画ではあったけど、好きかと聞かれれば反応に困る、そんな映画。
