見習いサンタ

夜明け告げるルーのうたの見習いサンタのレビュー・感想・評価

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)
3.9
あえて声を大にして言いますが、
この作品『大好き」です‼️

湯浅監督の作品は、先月の「夜は短かし〜」に続けて鑑賞。

この圧倒的なアニメ感がたまりませんね。
うたとそれに乗っかるダンス、ルーの可愛らしさ、お父さんのデカさ、そして怖さ。

全てにおいてアニメでしかできない描写をこれでもか、と見せつけてくれます。

浜辺のダンスシーンなんて、
「キター!!!!」
って心の中で叫んでしまいました。

前作の詭弁踊りといい、湯浅監督作品のこの動き、特に足元の動きクセになります。

ストーリーとしては、
東京から両親の離婚によって田舎の港町に引っ越してきたカイが、
人魚のルーとの出会いによって「好き」なものを『好き」と言えるようになる話。

その中に、色々なサブストーリーがつまり、町や大人の思惑もあり…。

キャラ的には、ユウホのじいちゃんとカイのじいちゃんが大好きですね。
ユウホのじいちゃんの『若いもには負けられん」って顔がいい。

全てはラストにある無名の釣り客のセリフ
「まぶしい」
に込められてるかと。


エンディングテーマともなっている
斉藤和義さん「歌うたいのバラッド」が劇中もよく出てきますが、
個人的には大好きな曲で、今までに何度も聞いてきた曲なのに、ここまで歌詞がココロに響いてきたのは初めてかもしれない。やっぱりいい曲だし、俺たちへのエールですね。

あと最後に、
少し思ったのは宮崎駿監督がポニョでやりたかったの初めてこれかな、と。
ポニョ公開当時はよくわからなかったけど、それがよくわかりました。

やっぱりこの作品「大好き」です。

ちなみに、柔道家改め巨人篠原さんもサイコー。
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