とりあえず観るかということで観た。
映画はYoutubeの画面から始まる。これってアニメならではだと思う。
実写映画でＰＣの画面をうつすのってぜんぜん美しくないし、特に重要なファーストシーンではやりたくないもの。でも、アニメならそれができる。逆に良い。ファンタジーになりきってしまうアニメを身近で現実感のあるYoutubeから始めるのは効果的だと思う。
他にもスマホがアイテムとして使われているのが最近のアニメだなと感じる。
海に落としたスマホをルーが届けてくれたり、スマホで撮った写真が演出に使われたり。
今風のスマホやノートPCやTwitterの拡散が物語を動かすアイテムとして使われている一方でカセットテープや母親送られてくる手紙、街の放送など前時代的アイテムもうまく使われている。
この演出によってアニメなのに現代の現実の世界での物語として観る事ができたのだと思う。
現実感がある一方で、部屋の中が水びたしになるシーンや、ルーのお父さんが日光で体を燃やしながら爆走するシーン、踊りのシーンなどアニメ的な面白さもたくさんあった。
とても満足できた。
テレビで放送することがあればまた観たい。
