感想の中に「置いてけぼりになった」とか「話が荒い、破綻してる」と目にするけど、ノリが合うか合わないか別として良くできた大人の為の”絵本”だと思えば納得。
自身は『マインド・ゲーム』も好きだし
笑わさせても泣かせても頂きました。
『歌うたいのバラッド』をメインとした楽曲のチョイスやタイトルの入りも絶妙。
日無町が遭遇する災い。
思い出す3.11の出来事。
街が水没して行く中、人を助ける為に奔走するルー以下人魚達が本来の人の優しさや絆の「象徴」の様に思えてならない。
悲しみや怒りを持った人々も彼女達に触れ合う事で皆その鬱屈、蟠りが晴れて行く。
どこか影のある街も
主人公のカイ自身も
一夜が明けたラストには”希望”や”目標”を描き”未来”を笑顔で語り合う。
この作品をあの悲劇と結びつけるのは不謹慎かも知れないが、そこには間違い無く太陽の光が差し込む新たな一歩を踏み出した街の姿がある…
監督 湯浅政明
CAST（声）谷花音 下田翔大 篠原信一 柄本明 斉藤壮馬 寿美菜子 etc
配給 東宝映像事業部
2017年 日本 107分
http://lunouta.com/
斉藤和義 『歌うたいのバラッド』
【MUSIC VIDEO Short】
https://youtu.be/pJanaHzA4Pc
『マインド・ゲーム MINDGAME 』Trailer
https://youtu.be/5kp0bjqvE8Q
