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モンスター・モーテルのYSKのレビュー・感想・評価

モンスター・モーテル(2016年製作の映画)
3.6
いよいよ春休みを迎えようという学生グループが、学校終わりに海へ向かうも途中で夜になってしまい、とりあえず見つけたモーテルにチェックインしたところモノすごい怪物たちに襲われるお話

モノがすごい怪物とはいえ実際のところは、身元不明・性感染症疑い・放射線被ばくというタグのついた死体をファックした男性がゾンビのような怪物になってしまい、自宅に帰って母親をファックしたせいで母親も怪物化、男性は外をうろつきガソリンスタンドで店主の老婆をやはりファックし老婆も怪物化し…というように性欲旺盛な男性が誰彼かまわずところかまわずファックしまくるせいで右も左も怪物化、しかもファックだけではなく精液、尿、便、吐しゃ物に嘔吐物全てが感染源となるためあっという間に広がってしまうところが素晴らしい

トロマ作品ほどではないにしてもとにかく下品で汚く、とりあえず不快に思うでしょう
どうやら監督はこの作品しか撮影されていないようなのですが、このような磨けば光る原石を持っているのだからぜひとも第二第三の『モンスター・モーテル』を作るべきだったと思いますね

そしてそれと同じくらい冒頭で正体不明の死体をファックした男性に主演男優賞を贈るべきだとも思います
そもそも放射線被ばくしている死体をなんの防護もなく安置所に並べておくなとは思うものの、死姦、近親相姦、食人、スカトロに加え老も若も男も女も手当たり次第に襲い犯すうえ、最終盤まで八面六臂の大活躍を見せたのですから文句はありません
タンポンを吸うだなんて並みの覚悟ではできませんからね

最終的にチンコの割れ目に牙が生え、マンコの割れ目に牙が生えたあたり、フィンランドが生んだ最低最悪のクソ映画『バニー・ザ・キラー』を思い出しました
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