孤児のギリーは里親を転々としていたが、新しい養母トロッターさんの心の広い愛に出会って、家族の幸せを初めて知る。しかしそこに祖母が現れたことから、ギリーの運命は急展開を始めるのだが。
一度も会った事のない母親と一緒に暮らす事を夢見ながら、里親の元では反発し、その性格のせいで転々として来たギリー。彼女の生い立ちを考えれば気持ちは分からなくないし、まだまだ幼い彼女の傷だらけのスーツケースが、彼女の心を表しているようでとても苦しくなった。
トゲで自分を守っているような彼女を、トロッターさんの態度や言葉が溶かしてくれたのかな。本当はとても賢くて、優しい子。傷付く度に、守り、救いの手をくれるトロッターさんの言葉にはこちらまで泣かされまくりました。トロッターさんを演じるキャシー・ベイツの存在感と包容力はやっぱり凄いとしか言い様がなかったな。
隣人のランドルフ、同じく里子の弟的存在のWEとの関係も観ていてとても心に響いた。
担任のオクタヴィア・スペンサー、祖母のグレン・ローズ、配役も豪華だし、それぞれがそれぞれの立場の優しさを持っていて、王道のストーリーながら感動したし、泣いたし、とても好みの作品でした。
欲を言えば、せっかくこんなに素敵なキャスティングとストーリーなんだから、もう少し長くして頂いて、もっと丁寧な奥行きが欲しかったな～。それでも十分感動作ですけどね。
そして、邦題がナンセンスな上に、サブタイトルが死ぬほどダサいし、個人的にはジャケットと、ジャケットの書体も気に入らない。笑
勿体ないからどうにかして下さい🙄
親に恵まれなくても、家族は作れる。綺麗事かもしれないけど、心を開けば手を差し伸べてくれる人もいる。血縁だけが全てじゃない。血が繋がっていたって、大切にし合えなければいない方がまし。出会う人としか出会えないんだから。自分の居場所と思える場所がある事はとっても幸福な事ですよね。
終わり方も温かくて好きでした❣️
は～😭良い涙流した～💖💖💖
分かっているのに泣けるやつです🥲
2021-448
