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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常のmatsuのレビュー・感想・評価

4.1
隠れた良作映画でした!!

2016年の映画なので今はだいぶ大人になっていると思いますが、主演のソフィー・ネリッセ(この映画では12歳くらいの役か?)は素晴らしい演技派女優ですね!! 非常に魅力的です!!

※彼女は「僕たちのムッシュラザール」「やさしい本泥棒」にも出ていて、こちらもかなりいい感じです。

ストーリー…事情があり母親と暮らせない、里親を転々としているギリー(演:ソフィー・ネリッセ)が主人公。トロッターさん(演:キャシー・ベイツ)が新たにギリーの里親になる。

来たばかりの時は、トロッターさんや担任のハリス先生(演:オクタビア・スペンサー)に超反抗的であり、友人ともケンカなどトラブル続き。

明らかに会った事のない母親に恋い焦がれて自暴自棄になっていた。

隣人のランドルフさんのお金を盗んで、母親を探しに行こうとしたりもした(途中で失敗した)。罰として、目の見えないランドルフさんの手伝いを命じられる。

しかし、時がたつにつれて愛情深いトロッターさんやハリス先生から優しさ・強さを学び、同じく里子のWE、隣人のランドルフさん、同級生のアグネスらとの交流を通じて、成長して良い人間に変化していく。

例えば、年下のひ弱なWEには、いじめっ子に対処する方法やケンカ相手が怯む言葉や蹴り方(スネを蹴る)を教えた。ランドルフさんにも自ら親切にし始めた。

何だよ、もともと優しかったんじゃん、ギリーって思った。

終盤、血の繋がりのある祖母が現れてギリーを引き取る事になる。

ギリーがWEやトロッターさん、ランドルフさんとの別れを惜しむ場面は感動的でした!!
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