しろくま

ワイルドライフのしろくまのレビュー・感想・評価

ワイルドライフ(2018年製作の映画)
4.0
この子役の男の子 ポール・ダノの雰囲気そのまんまだ😳✨✨
1960年代。モンタナの田舎町での家族の物語。

父親も母親も中盤からのダメっぷりが凄い。でも憎めない2人。自暴自棄なわけじゃない。責任放棄してるわけじゃない。傷ついて道を見失ってそれでも何とかやっていく方法を探すんだけど もがけばもがくほど進んではいけない方向と行ってしまう。自分では止められない。「誰か助けて!!」っていう雰囲気がキャリーマリガンの演技から滲み出てました😢この人ホントに不幸を背負った役がハマる。それと同時に14歳のジョーの行く末が心配でずっとハラハラさせられました😵もう抱きしめてあげたいくらい健気な男の子。父親のことも母親のことも愛してるからこそ どちらも傷つかないよう振る舞う彼がいじらしい。しなくてもいい経験 見なくてもいい事実 両親が一人の男と一人の女だということ。辛かったけれどジョーはこの両親からきっと大切なことを学んだんだ。生きていく上で自分も通るであろう道に出会った時 きっと彼は逞しく強く乗り越えていける。

ラストの写真を撮るシーンは良いシーンだったな。ジョーと家族のありのままの姿。
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