ワイルドライフの作品情報・感想・評価・動画配信

「ワイルドライフ」に投稿された感想・評価

透明感のある映像が綺麗で、暗い話題も爽やかに見せているのが素敵です。

アメリカ映画では、ジョーのような少年をよく見るような気がします。繊細で、でも芯は強いし自立心もある。日本映画ではあまり見ない気がします。
プライドを埋めようと火消しになる父。寂しさからくる現実逃避で浮気をする母。それを止めようとしない子供が現実感ある。終盤でやっと、家族はどうなるの?と聞くけれど、その時にはもう破滅状態。こうやって破局していくんだなと。
NN

NNの感想・評価

3.3
キャリーマリガン見たさに鑑賞。夫婦ってもろい、女って脆い、男って勝手、子供っていつだって板挟み…
くらげ

くらげの感想・評価

3.6
完璧じゃない母、完璧じゃない父
なんならみんなとてつもなく自分勝手で
ジョーのことみえてなくて
だけど、家族なんだよねー
えな

えなの感想・評価

4.4
一瞬奥さんマギーギレンホールかと思った。未来を花束にしてのキャリーマリガンさん。おかんの「チャチャチャ」連呼がつらい。それにしてもジェイクはどこへ向かってるのか。どんどん演技が繊細になり凄みをましてる。トラックに乗った彼の深呼吸の表情にはっとした。逃げやがった。
本作品はおなじみ若手実力派俳優ポールダノの初監督作品らしい。天才なのかな。初監督なのにここまで繊細な物語を選ぶ度胸がまずすごい。1960年代って生まれてないやろ。そしてそんな昔のささやかな物語を一瞬一瞬完璧につくりあげていて圧巻。雑念がなさそう。無駄のない間、光や影の使い方、定点撮影、小物や色づかい、何もかもすべてに正しい判断をしていると感じた。皮肉や強がりから垣間見える大人の弱さずるさ、子供の心をひりひりと感じる。もっとセリフの細かなところも知りたくて久しぶりに「字幕なしで理解できたらな…」と思った。
終わりまで観て、はじめを観なおすとほんとにジョーがすこし幼く感じる!子供って大人をしっかり見てるし、息子って優しい。親は勝手だ。頑固な大人は弱い、でも子供はもっとまっさらで弱いのにすべてを受け止めてしまうと思ったら苦しくなる。ジョーが最後まで3人でいようとしていて切なくなった。それにしてもジョー役の彼は素晴らしかったー。俳優情報見たら2001年生まれ!若い。ポールダノの演技力を思い出させる素朴ないでたちや目線で、くまのプーさんにちょっと似ててかわいい。
なにげに金持ちの太ったおっさんのことも好きだったよ。夕食のやりとりが心に残ってる。写真屋さんのおじさんもよかった。話は息苦しいけど色んな場面をもっと観たくて、連続で丸々2回観た、翌日もまた通して観た。終盤がつらい、けれど、見れば見るほどそれぞれの心情が丁寧に表現されてるのがわかってこっちまで気持ちが振り回される。ほんとにとんでもない秀作だ。控えめな音楽もとても好きだった。唯一の不満としてはジェイクギレンホール目当てだったので出番がやや少なくてちょっとさみしかったwけれどこんな素敵な作品を観られてうれしい。ありがとうございます。黄昏時きれいだった。
14歳の少年ジョー。彼を通して映画は語られる。


山火事の中で、燃えなかった木。14歳の少年ジョーの周りでは、山火事が起こっている。父は山火事の消炎作業へと出掛けたが、それはうまくいかない日常生活から逃げたようなものだ。母は、そこから、たがが外れてしまった。良き妻良き母、それを続けることの意味がわからなくなってしまって、まるで迷子の子どもみたいに、迷走しはじめた。大人がオトナだとは限らない。


少年は、父・母・母のお相手に対して、カッとなってあおり運転しちゃっても、この場合に関しては、あおり運転された方に否があるような感じなのに。なんてボクは不幸なんだと、グレちゃっても、ちっとも不思議じゃないのに。悪態をついて反抗したって、まったく不思議じゃないのに。

ポール・ダノは、よくボコボコにされてきた。この少年ジョーは、精神的に、ボコボコにされている。だけど、少年は、持ちこたえる。火事が迫ってきても、持ちこたえる。燃えなかった木。彼が、「勉強したい」というと、私はホッとする。父にも母にも優しくて、正しくあろうとして、持ちこたえていく。すごく偉い。


雪がふれば、山火事はおさまるだろう。雪がふったら、この家族の山火事も、静かにおさまっていくだろう。山火事は悪いことばかりではない。燃えた草木は灰となって、豊かな土壌を作り、そこからまた草木が生えてくる。


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・キャリー・マリガンの加齢ぶりにビックリ。といっても、私は「Drive」と「未来を花束にして」しか観たことないけど。34歳という設定のようだったけど、それよりずっと年上に見えた。でも、“34歳だけどそれよりずっとくたびれていて40代にみえる”という設定なのかもしれない。女優、恐るべし。

・子役時代からずっと演じてきているジェイク・ギレンホールは、抑えた演技で、でもプライドとかいつまでもオトナになれないところを見せながらも、少年ジョーを役者としても見守っているように感じた。

・カメラはずっと静かにゆっくり構えている。1カ所だけ動きが速くなったところがあって(少年が振り向いて駆けだしたところ)、もしかしてここが勝負所かも、と。

・監督も脚本もつとめたポール・ダノ。よくやった、なんて書くと偉そうですね。次回作にも期待したい。

・ヨハンヨハンソンを偲ぶとのクレジットが。


追記 2019.8.20.
他の方のレビューに、ゾーイ・サガンも脚本に携わったとありました。ポール・ダノとゾーイ・サガンが交際していること、両者は昨年女児を授かったことなども、私は全然知りませんでした。そう考えると、この映画に込められた子への思いの深さや、親がどうであれまっとうに育ってほしいといった願いなども、よりいっそう伝わってくるように思います。
身勝手な両親の夫婦喧嘩を思春期の息子が静観ではなく、未成熟だった二人に思春期になる息子がいたという視点はなかなかにほろ苦い。親である二人にはジョーの心情がまるで計れていない。が、子は鎹という意味では三人の写真の距離感からも計れるのかもしれない。どちらが悪いではないが、小さな綻びがとんでもないことを引き起こすと思うと、なんとも後味が悪い。
チコリ

チコリの感想・評価

4.0
少年が健気で応援した。
キャリー・マリガンの映画は4昨目だ。
なんだかとても寂しい…
父と母の間に挟まれる
子供が一番苦しい

家族の関係が崩れていく様が
表情からも見て取れた

写真館で幸せそうな家族たちの
写真を撮る息子の気持ちを考えると
本当に切なかった

母親の浮気を目撃した息子が
そこから何か人生を学ぶ事は
できるのだろうか?
トラウマになるだけのような気がして…

そしてサウスポーに続き
本作でまたジェイク・ギレンホールと
再会❗️どんな役もハマりますね〜
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