ボロロボ

さらば愛しきアウトローのボロロボのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
4.0
本日のハシゴ計画のラストを飾る三本目。
知人に薦められて観賞。

いろんなところがクリント・イーストウッドの「運び屋」と重なる。

高齢者の犯罪。
孤独なようで孤独ではない老人。
齢を重ねた生き方。
犯罪者としての矜持。
追う者と追われる者の対比。
車という道具。
銃の扱い。
ロードムービーの要素。

「運び屋」は全うに生きていけたのに犯罪に手を染めてしまった老人のお話でいたたまれない部分もありましたが、当作の主人公は根っからの犯罪者ということで何のためらいもなくいきいきと事を成す姿にかえって興味が湧いてしまい、パンフレットを買ってしまいました。
脱獄16回って・・・スゲエ。

追う刑事は家族愛に溢れていて。
追われる強盗は久方ぶりに愛情を感じながらも・・・自分は知らない子供きっかけで刑事に身元がばれるという対比は面白かったです。

さて、クリント翁は辞める気なさそうですが、ロバート翁はこれにて引退だそうで寂しい限りです・・・まあとにかく最後の作品でも悔しいくらいにカッコよかった!!
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