胸糞映画との評判に加えポスターもよくあるホラー映画風だったので、少しヒヤッとしたいな〜という気持ちで観たのだが、全く持ってただの胸糞映画でもホラー映画でもない。
いや、胸糞要素とかスリラー映画的な恐怖感を味わわせてくる場面はあるんだけど、それだけじゃないというか。普通の胸糞映画等にはないような教訓的要素（それも押し付けがましいものではなくて極めて淡々としたもの）を感じることができた上に、鑑賞後の気分は何ならしっとりしているとすら言えるような。
高校生がノリではじめた“実験”に自らが飲み込まれて常軌を逸していく様はなかなか示唆的というか含みがあるなーと。何かモデルになっている事件や心理学的な知見があるのか。（実験という言葉やアルバート坊やの話が出てきたりしていることからそういう方向に考察しやすくできていてうまいなと思う。）
