LIKE CRAZY、EQUALSなど、私の大好きな作品にたずさわったドレイクドレマス監督の最新作。今回もドレイク監督の魅力が爆発してて好きでした。
出会い系アプリを日常的に使っている2人の男女がある日マッチングしたことで出会い、交際にいたるがそれでは刺激が足りず、オープンな関係でいようと決める。そしてその結果…。
出会い系アプリで出会うのも、オープンな関係というのも、なかなか今時だなと思いました。ラブストーリーもここまで来ているのかと思わずにはいられませんでした。最近は出会い系アプリを題材にした作品も増えましたが、オープンな関係が名称とは知らず、調べて驚きました。ステータスのひとつなんですね…。
物語自体は自分にはなじみのない世界ということで、主人公たちに納得できない部分も多く、あまり好みではありませんでしたが、深く考えさせられる台詞はたくさんありましたし、ドレイク監督特有の色や光の使い方がとても好きでした。どのシーンを切り取っても美しい。
それに、私がこの作品があまり好きではないのは、人間の醜さをリアルに描いているからこそです。2人はお互いを愛していて、その恋は魔法のようで美しい。しかし、厳しい現実は常に待ちかまえていて、ふとした瞬間に2人を襲うのです。そのリアルさが、私を不快にさせる。だから、この作品は素晴らしいのだと思います。
主演のニコラスホルトは瞳の色が相変わらず美しくて最高でしたがそれよりも主人公の親友役のマシューグレイギュブラーがめちゃくちゃ良くてびっくりしました。ハマりそうな予感。
