#twcn
2017年の作品で、日本のNETFLIXに降りてきたのいつかわかんないんですけど、ホルトくんアメリカ英語うまいよね。
そんなホルト君がバツイチで未練タラタラの前の奥さんは日系という設定なんですけど、それ私やったらダメですか？
と思ったらなんとポム・クレメンティーフちゃんやったんで１ミクロも入り込む隙なかったよ・・・。
ホルトくんとスペイン人のライア・コスタはお盛んにSEX相手を探すため、デートアプリ三昧。
お互いに不毛な出会いやSEXを経て、やっとMATCHする。
ホルトくんがアプリに載せてる写真がブスなので、自身の素材が美しい事にかまけてる中の人感垣間見えましたね。
ていうか出会って速攻そんなラブラブなの？！
あんまこう、ホルトくんがこういう等身大の普通の青年の役って見たことないから新鮮だった。
あと、ライアの方は脱ぐのにホルトくんは相変わらず、全く脱がないね！！
出会ってすぐラブラブな２人の姿がものっそいい。
ノスタルジックで、音楽もスローなピアノ曲で。
SEXから始まった２人の関係はSEXが落ち着いてくるとともに関係も落ち着いてくる。
ホルトくんは彼女を家族に紹介するけど、過去や家族の病気のこととか突っ込んだ話を彼女にはしてくれない。
それに憤りを覚える彼女。
そして２人の関係に暗雲が立ち込め始めるところでそれぞれに新しい相手が現れる。
お互いに愛しているけれど・・・。
そこで２人はなんと、お互いに浮気してもOK、しかし必ずお互いに報告すること、というとんでもない協定を結ぶ。
そしてお互いに出会い系アプリを再開し、お互いの相手とのデート風景を観察したり、いちゃついてるのを見て興奮し、挙句SEXの報告までし合うというカップル関係を築いていく。
これをオープンリレーションシップと呼ぶらしい。
前半の２人がカップルになってゆく美しい場面とは真逆で、特急の打ち込みサウンドで繰り広げられるこの新しい関係性、浮気、3Pに浮気の域を超えた他者との関係・・・なにこれ・・・。
まあカップルの形なんて人それぞれだと思うし、この２人は一緒にいるためにこの形を取っているのでポジティブにこの仕組みを受け入れてはいるんやけど・・・人間の心ってそう簡単にはいかないよ、という当たり前の教訓に遠回りして返ってくる新世代の若者恋愛譚。
ホルトくんが相談する子持ちの友人が良いアドバイスをいつもくれます
「愛することはお互いを決してあきらめないこと」
喧嘩のシーンがかなりリアルだし、とにかく自分の不満を相手に押し付けて怒鳴るだけの本気で怒ってる感、身体もぶつかってるし、カットを細かく割ってる（つなぎが不自然なので、多分スクリプト通りではない作りっぽい）ので、この撮影きっと大変だったんだろうなあ。
「私達いつか、お互いを不快に思う日がくるわ」
「一緒にいた理由を伝え合おう」
恋愛のいいところ、嫌なところ、難しいところ、微妙なところ、興味を持ち続けること、正直な関係を築くこと、そのためにお互いに努力をしてゆく大切さ・・・を映し出した良作。
ラストの結論は真逆なものの同監督の2011年作品「今日、キミに会えたら（「LIKE CRAZY」）」の時も思ったのですが、カップルの不思議ながらなんとか成り立つ関係性を丁寧に魅せるなあ。
そして、ラストにつくアレには3年経った今でも新作が公開されている状況にある日本の民として、号泣せざるを得ませんでした。
旧
日本語字幕：佐藤 梨花
